承認事項一部変更

ゾコーバ錠に6歳以上12歳未満・20kg以上の小児治療を追加

記事公開:承認日:

薬の概要

販売名
  • ゾコーバ錠25mg、同錠125mg
一般名
  • エンシトレルビル フマル酸

何が変わったのか

ゾコーバは、3C-like 3CL(3C様)プロテアーゼ阻害薬として、これまでSARS-CoV-2による感染症の治療と予防に用いられてきました。今回、6歳以上12歳未満かつ体重20kg以上の小児を対象に、治療の用法・用量が追加されました。 治療では、体重に応じて以下の投与が追加されています。 - 40kg以上:1日目375mg、2日目から5日目125mgを1日1回経口投与 - 30kg以上40kg未満:1日目250mg、2日目から5日目125mgを1日1回経口投与 - 20kg以上30kg未満:1日目150mg、2日目から5日目75mgを1日1回経口投与 一方、予防の用法・用量は従来どおりで、成人と12歳以上の小児が対象です。効能・効果は「SARS-CoV-2による感染症の治療及びその予防」と整理されました。


実務上のポイント

実務では、まず処方対象が6歳以上12歳未満かつ体重20kg以上の小児治療に該当するかを確認する必要があります。体重区分で初日と2日目以降の用量が変わるため、20kg以上30kg未満、30kg以上40kg未満、40kg以上のどれに当たるかを処方監査で必ず見ます。 添付文書上は、12歳未満の小児では重症化リスク因子がなく臨床症状が軽い患者の多くは自然軽快することも踏まえ、高熱・強い咳症状・強い咽頭痛などを複数有する患者に投与するなど、使用の必要性を特に慎重に検討することとされています。あわせて、重症度の高いSARS-CoV-2による感染症患者では有効性が検討されていないため、酸素投与が必要な患者や集中治療室(ICU)入室、人工呼吸器が必要な患者には適応しない点も確認が必要です。


まとめ

ゾコーバ錠は、6歳以上12歳未満かつ体重20kg以上の小児に対する治療が追加されました。処方時は体重別の用量と、症状が軽い小児では投与の必要性を特に慎重に検討する点を確認してください。


詳細は審査報告書をご確認ください。

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