承認事項一部変更

アベロックス錠400 mgで承認事項一部変更 多剤耐性肺結核を追加

記事公開:承認日:

薬の概要

販売名
  • アベロックス錠 400 mg
一般名
  • モキシフロキサシン塩酸塩

何が変わったのか

アベロックス錠 400 mgは、ニューキノロン系抗菌薬で、これまで表在性・深在性皮膚感染症、呼吸器感染症などに用いられてきました。今回、効能・効果に多剤耐性肺結核が追加されました。 追加されたのは、多剤耐性肺結核に対する適応です。多剤耐性肺結核は、少なくともリファンピシンとイソニアジドに耐性を示す結核菌による結核を指します。 一方で、用法・用量は変更されていません。成人では、モキシフロキサシンとして1回400 mgを1日1回経口投与します。


実務上のポイント

処方監査では、まず今回の適応が多剤耐性肺結核であることを確認します。これまでの感染症と同じく1日1回投与ですが、今回も用量自体は変更されていないため、既存の処方設計と整合しているかを見ます。 添付文書上、体重が40 kg未満の患者では低用量(200 mg)を用いるなど慎重に投与する注意喚起があり、この注意は多剤耐性肺結核にも適用されます。低体重患者では、安全性と有効性の両面から投与量の確認が特に重要です。 また、結核治療では他の抗結核薬との併用が前提になることが多く、リファンピシンやリファペンチンとの併用では本剤の血中濃度が下がる可能性があります。併用薬の確認と、QT延長などの安全性にも注意して対応します。


まとめ

アベロックス錠 400 mgに、多剤耐性肺結核の適応が追加されました。用法・用量は変更なく、体重40 kg未満の患者への慎重投与と併用薬の確認が実務上のポイントです。


詳細は審査報告書をご確認ください。

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