承認事項一部変更

マブキャンパス点滴静注30mgでT細胞性前リンパ球性白血病を追加

記事公開:承認日:

薬の概要

販売名
  • マブキャンパス点滴静注 30 mg
一般名
  • アレムツズマブ(遺伝子組換え)

何が変わったのか

アレムツズマブ(遺伝子組換え)は、これまで再発又は難治性の慢性リンパ性白血病と同種造血幹細胞移植の前治療に用いられてきた抗CD52モノクローナル抗体です。今回、効能・効果にT細胞性前リンパ球性白血病が追加され、同疾患に対する用法・用量も設定されました。 T細胞性前リンパ球性白血病に対する用法・用量は、再発又は難治性の慢性リンパ性白血病と同じです。通常、成人では以下の手順で増量します。 - 1日1回3mgの連日点滴静注から開始する - 1日1回10mgを連日点滴静注する - 1日1回30mgを週3回、隔日に点滴静注する - 投与開始から12週間までとする - 患者の状態により適宜減量する 同種造血幹細胞移植の前治療の用法・用量は変更されていません。通常、成人ではアレムツズマブ(遺伝子組換え)として1日1回0.16mg/kgを6日間点滴静注します。


実務上のポイント

処方監査では、今回追加されたT細胞性前リンパ球性白血病が適応に合っているかをまず確認します。既存の再発又は難治性の慢性リンパ性白血病と同じ増量スケジュールが使われるため、開始量、増量タイミング、投与期間の上限を見落とさないことが重要です。 服薬指導・病棟対応では、infusion reaction(注入関連反応)と感染症に特に注意します。投与前の抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤、必要に応じた副腎皮質ステロイド剤の前投与、投与中のモニタリング、重度反応時の中止対応を確認します。 また、好中球数減少や血小板数減少に応じた休薬・再開基準が細かく定められています。ベースラインの好中球絶対数が500/μL以下の患者では有効性及び安全性が確立していないため、開始前の血球数も必ず確認します。


まとめ

今回の変更で、アレムツズマブ(遺伝子組換え)にT細胞性前リンパ球性白血病の効能・効果が追加されました。実務では、適応の確認に加えて、増量スケジュール、infusion reaction対策、血球減少時の休薬基準を押さえることが重要です。


詳細は審査報告書をご確認ください。

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