レットヴィモで承認事項一部変更 2歳以上の小児への用法・用量を追加
薬の概要
- 販売名
- レットヴィモ錠40mg、同錠80mg、同カプセル40mg、同カプセル80mg
- 一般名
- セルペルカチニブ
何が変わったのか
レットヴィモはRET(rearranged during transfection:転座再構成)阻害薬で、これまでRET融合遺伝子陽性の進行・再発の固形腫瘍やRET遺伝子変異陽性の根治切除不能な甲状腺髄様癌などに使われてきました。今回、2歳以上の小児患者に対する用法・用量が追加されました。 追加された小児の用法・用量は、体表面積に応じて次のとおりです。 - 0.33m2以上0.66m2未満:1回40mgを1日3回 - 0.66m2以上1.2m2未満:1回80mgを1日2回 - 1.2m2以上1.6m2未満:1回120mgを1日2回 - 1.6m2以上:1回160mgを1日2回 あわせて、用法・用量に関連する注意も整理されています。小児では副作用が出た場合の休薬・減量・中止の目安が体表面積別に示され、過敏症や間質性肺疾患(interstitial lung disease:ILD、間質性肺疾患)、QT間隔延長、高血圧、肝機能障害などへの対応も明記されました。効能・効果自体の変更はありません。
実務上のポイント
処方監査では、まず年齢が2歳以上かどうかと、体表面積に応じた投与量になっているかを確認します。特に0.33m2以上0.66m2未満では1日3回投与になるため、1日2回の処方と見間違えないよう注意が必要です。 服薬指導では、減量後の投与回数が体表面積で異なる点を押さえておくとよいです。0.33m2以上0.66m2未満と0.66m2以上1.2m2未満では、減量すると1日2回→1日1回→中止という流れになります。 副作用面では、肝機能障害、QT間隔延長、高血圧、過敏症、間質性肺疾患は引き続き重要です。小児では骨端離開や骨成長の異常もRMP上の重要な情報で、長期フォローが前提になります。
まとめ
レットヴィモは、2歳以上の小児患者に対する用法・用量が追加されました。実務では、体表面積ごとの投与回数と減量基準、さらに肝機能障害やQT間隔延長などの副作用確認がポイントです。
詳細は審査報告書をご確認ください。
審査報告書を確認する