薬剤師の不規則シフトで睡眠不足や体調不良が続くなら、働き方を見直すサインかもしれません。早番・遅番や夜勤・当直のつらさを「勤務と勤務の間の休息時間」で数え、シフト調整・異動・転職の順に考える手順と、求人票・面接での見抜き方を解説します。
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読者からの相談 ドラッグストア勤務4年目です。早番は朝から、遅番は夜まで、シフトは毎週バラバラ。遅番の翌日に早番が入ると睡眠時間が削られ、休みの日も昼まで起きられません。最近は疲れが抜けず、胃の調子もずっと悪いです。でも「体力がないだけ」「みんなやってる」と言われると、今の店舗で相談すべきなのか、異動をお願いしてもいいのか、それとも転職するほどのことなのか分からなくなります。
📌 この記事のポイント
不規則シフトで睡眠不足や体調不良が続いているなら、働き方を見直すサインかもしれない つらさの原因はあなたの体力ではなく、長時間営業・夜間対応・土日対応などの働き方の仕組みにある いきなり転職せず、シフト調整→店舗・部署異動→転職の順で段階的に考える 不規則シフトを避けたいなら、業態名ではなく、シフトの実態と条件のバランスで判断する 1 まず結論:不規則シフトのつらさは「慣れ」で耐える問題じゃない 2 不規則シフトで体調を崩しているなら、働き方を見直すサインかもしれない 3 転職を決める前に、シフト調整や異動で改善できないか確認する 4 勤務時間を整えるなら「業態名」より「シフトの実態」で選ぶ 5 求人票・面接でシフトの不規則さを見抜くチェックポイント 6 まとめ:生活リズムを整えるなら、シフト調整・異動・転職の順で考える まず結論:不規則シフトのつらさは「慣れ」で耐える問題じゃない 早番と遅番が入り混じって、シフトも毎週変わる。それで生活リズムが崩れてつらいなら、先に結論を言っておくぞ。それは「慣れ」で乗り切る問題ではない。睡眠不足や疲労感、胃腸の不調、勤務中の集中力低下が続いているなら、働き方を見直すサインかもしれん。
つまり、無理して慣れようとするんじゃなくて、体調に影響が出ているなら働き方そのものを見直していい、ということですか?
そういうことじゃ。ただし、いきなり転職だけを考える必要はない。まずは今の店舗や部署でシフトを調整できないか確認する。チェーンのドラッグストアや複数店舗展開の薬局、病院であれば、店舗異動や部署異動で改善できることもある。それでも難しければ、転職を含めて働く場所を選び直してよい。
転職の前に、今の職場内でできる調整や異動も選択肢に入れるんですね。その方が現実的に考えやすそうです。
うむ。大事なのは、ドラッグストア・調剤薬局・病院・企業といった業態名だけで判断しないことじゃ。実際のシフトの組まれ方まで見る必要がある。
不規則シフトで体調を崩しているなら、働き方を見直すサインかもしれない では、どんな状態なら注意が必要なのかを具体的に見ていこう。不規則シフトで問題になるのは、単に予定が立てにくいことだけではない。睡眠時間、疲労感、胃腸の不調、勤務中の集中力に影響が出ていないかを確認することが大切じゃ。
たしかに、「まだ我慢できるか」で考えると、どこまでも無理してしまいそうです。体調への影響を基準に考えるんですね。
そうじゃ。いきなり転職するかどうかを考える前に、まずは今のシフトが体にどんな負担をかけているのかを整理しておこう。そのうえで、今の店舗や部署で調整できるのか、同じ会社・法人内で異動できるのか、転職まで考える必要があるのかを順番に判断すればよい。
眠れない・疲れが抜けないのは「交代勤務睡眠障害」のサインかもしれない ドラッグストアの早番・遅番や、病院の夜勤・当直のように、勤務する時間帯が日によって変わると、体内のリズムがついていけなくなる。人の体には、睡眠や体温などを約24時間周期で調整する仕組みがある。勤務時間が日によって大きく変わると、このリズムが睡眠スケジュールに追いつきにくくなるんじゃ。
だから遅番の翌日に早番が入ると、睡眠時間が削られてつらくなるんですね…。体が混乱している感じ、すごく分かります。
交代勤務睡眠障害は、特に病院の夜勤・当直など、睡眠時間帯が大きく変わる働き方で問題になりやすい。厚生労働省の e-ヘルスネットでは、典型例として、夜間勤務後に朝方から睡眠をとる際の寝つきにくさ、途中で何度も目が覚めること、起床後の疲労回復感の乏しさ、勤務中の眠気や注意集中困難などが挙げられているんじゃ。
夜勤や当直を含む勤務だと、睡眠時間帯が大きくずれるので、特に注意が必要なんですね。
うむ。ただ、そもそも交替制勤務とは何かを押さえておきたい。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」に、その説明がある。始業時刻と終業時刻の組み合わせが固定されず、日ごとあるいは一定の期間ごとに勤務時間帯が変化する勤務形態のことじゃ。夜勤があるかどうかで決まるのではなく、勤務する時間帯が変わること自体を指しておる。
え、それならドラッグストアの早番・遅番も、夜勤がなくても交替制勤務にあたるんですね。夜勤や当直がある職場だけの話だと思っていました…。
そこが見落とされやすいところじゃ。じゃから早番・遅番だけの勤務でも、遅番の翌日に早番が入るなど、睡眠時間が削られる状態が続くなら軽く見ない方がよい。ただし、早番・遅番だけで直ちに交代勤務睡眠障害と決めつけるのではなく、睡眠や体調への影響を確認することが大切じゃ。
早番・遅番だけだから大丈夫、とは言い切れないんですね。どんな状態だと、見直す材料にした方がいいんでしょう?
次のような状態が続いているなら、「みんなやっているから」と流さず、働き方を見直す材料にしてよい。
並べてみると、相談者さんの「睡眠時間が削られる」「疲れが抜けない」「休みの日も昼まで起きられない」も、この中に入っていますね。
そうなんじゃ。こうした状態が続いているなら、少なくとも「努力不足」と片付けるべきではない。今のシフトが体に合っていないサインかもしれん。職場に相談する、シフトの組み方を変えられないか確認する、店舗異動や部署異動を相談する、場合によっては転職を含めて働く場所を選び直す。そう考えてよい段階じゃ。
「努力不足」ではなくサインなんだと思うと、少し気持ちが楽になりますね。
うむ。それと、厚生労働省の e-ヘルスネットでは、睡眠の問題が改善しない場合は睡眠障害の可能性もあるため、疑問を感じたら、かかりつけ医や睡眠専門医に相談することが勧められている。睡眠不足や眠気、集中力低下が長く続く場合は、働き方の見直しだけで済ませず、受診も選択肢に入れてほしいんじゃ。
働き方を変えるだけではなく、必要なら受診も考えるんですね。ところで、相談者さんは胃の調子もずっと悪いと言っていました。これもシフトと関係することがあるんでしょうか?
関係することはある。睡眠だけでなく、食事の時間が毎日ずれることも体には負担になるんじゃ。厚生労働省の e-ヘルスネットでも、交代制勤務者は日によって勤務時間が異なり、睡眠時刻や食事の摂取時刻が不規則になりやすいと説明されている。早番の日は朝食を抜き、遅番の日は夜遅くに食べる。こうした状態が続けば、胃腸の不調につながることもあるんじゃ。
早番の日と遅番の日で、食事をとる時間まで大きくずれてしまいますもんね。
ただし、胃の不調が長く続く場合や、痛み・嘔吐・体重減少などがある場合は、シフトのせいと決めつけず、医療機関に相談した方がよい。働き方を見直すことと、必要な受診をすることは両方大事じゃ。
胃の不調も、シフトのせいと思い込まず、ひどければ受診した方がいいんですね。
ここで避けたいのは、「そのうち慣れるはず」と体調不良を放置することじゃ。不調が続くなら、慣れるまで耐えるのではなく、シフト調整・異動・受診・転職を含めて改善策を考える段階じゃ。
生活リズムが崩れる原因は、職場の働き方の仕組みにある では、なぜ生活リズムがここまで崩れやすいのか。答えは、あなたの努力不足ではなく、職場の働き方の仕組みにある。朝から夜まで長く開いていて、年中無休に近いドラッグストアでは、その時間をカバーするために早番と遅番に分かれやすい。少ない人数で長い営業時間を回そうとすれば、シフトは毎週のように組み替えられるんじゃ。
営業時間が長いと、その時間を埋めるために早番・遅番が必要になり、シフトも変わりやすくなるんですね。
そういうことじゃ。夜間も患者を受け入れる病院なら、夜勤・当直や二交代・三交代といった勤務が必要になる。これも、病院がその機能を担っている以上、避けにくい構造じゃ。一方で、同じ調剤薬局でも、近くの医療機関の診療時間や土曜営業の有無によって、勤務時間の安定しやすさは変わる。
ドラッグストアだから必ずつらい、調剤薬局だから必ず楽、病院だから必ず夜勤や当直がある、という単純な話ではないんですね。
その通りじゃ。同じ職場で平気そうに見える同僚がいても、体内リズムの乱れやすさには個人差がある。耐えられるかどうかで優劣がつくものではない。なお、シフトの不規則さと「残業の多さ」は別の問題じゃ。勤務時間帯は固定でも残業が多い職場もある。残業そのものに悩んでいるなら、こちらもあわせて読んでみるとよい。
あわせて読みたい薬剤師の残業が多い原因は職場の構造|ワークライフバランスを改善する方法
シフトの不規則さとは別に、残業そのものが多くて消耗している場合は、残業の構造的な原因に絞ったこちらが近いです
「遅番の翌日に早番」のつらさは、勤務と勤務の間の休息時間で測る 不規則さの負担の大きさは、早番か遅番かではなく、前の勤務が終わってから次の勤務が始まるまでに何時間空いているかで決まる 。シフト表に書かれた終業時刻と、翌日の始業時刻を引き算するだけで、自分のシフトを数字にできるんじゃ。
引き算するだけなんですね。「遅番がつらいです」だとどうしても感覚の話になってしまいますけど、時間数なら人にも伝えられそうです。
そこが狙いじゃ。時刻はあくまで例じゃが、こうして並べると、同じ「遅番の翌日」でも中身が違うことが見えてくる。
前日の終業時刻と翌日の始業時刻から休息時間を数える例
前日の勤務(終業時刻) 翌日の勤務(始業時刻) 勤務と勤務の間の休息時間 遅番(22時終業) 早番(8時始業) 10時間 遅番(22時終業) 遅番(12時始業) 14時間 遅番(21時終業) 早番(9時始業) 12時間 当直(翌朝9時まで) そのまま日勤(9時始業) 0時間
同じ22時終業でも、翌日が早番か遅番かで4時間も違うんですね…。相談者さんの「遅番の翌日に早番」は、いちばん上の行そのものです。
この「終業から次の始業までの休息時間」には、勤務間インターバルという呼び名がある。根拠は労働時間等の設定の改善に関する特別措置法の第2条第1項じゃ。事業主は、健康及び福祉を確保するために必要な終業から始業までの時間の設定などの措置を講ずるよう努めなければならない、と定められておる。
「努めなければならない」ということは、必ず何時間空けなさい、という決まりではないんですか?
まさにそこじゃ。努力義務で、何時間空けるかという数字は条文には書かれておらん。何時間にするかは会社が決める形じゃ。厚生労働省の「令和7年就労条件総合調査」では、勤務間インターバル制度を導入している企業は6.9%、導入予定はなく検討もしていない企業が78.7%じゃった。
6.9%…。制度がある職場のほうが、まだかなり珍しいんですね。
うむ。ただ、導入している企業の1企業平均の勤務間隔は10時間51分と示されておる。全産業の数字で、薬局や病院に限った値ではない。それでも、自分のシフトの休息時間を並べてみる物差しにはなるじゃろう。
10時間51分と比べると、22時に終わって翌朝8時から働く10時間は、ぎりぎりのラインなんだ…。
もう一つ、目安になる数字がある。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、日本の労働者を対象とした調査も紹介しておってな。インターバル時間が12時間未満の人は、睡眠休養感の欠如、疲労感の増加、ストレスをより感じていると報告されておる。12時間を割ったから体調を崩す、と決まるわけではないがな。
「つらいです」ではなく「休息が10時間しかありません」と言えたら、伝わり方がまるで変わりますね。
そして、この記事でいちばん押さえてほしいのはここじゃ。同じ睡眠ガイド2023では、勤務間インターバルを活用するとともに、睡眠をとる時刻帯が日によって著しくずれることがないような工夫も、同時に取り入れることが望ましいとされておる。休息時間の長さと、眠る時刻帯がそろっているかは別の話でな。両方を見ないと、生活リズムは戻りにくいんじゃ。
休息が長めに取れた日があっても、寝る時刻が毎日ずれていたら効きにくい、ということですか。だから「遅番の翌日に早番」がこたえるんですね。
そこが肝心じゃ。数えてみて短いと分かっても、それがそのまま職場の違反だという話ではないし、すぐ辞めるべきだという話でもない。まずは直近1か月のシフト表で、休息時間がいちばん短かった日と、その時間数を書き出してみることじゃ。その数字が、このあとの職場への相談でも、職場選びでも効いてくる。
転職を決める前に、シフト調整や異動で改善できないか確認する まずは、今の店舗や部署でシフトの組み方を変えられないか確認してみる価値がある。
いきなり転職と考える前に、今の職場内で変えられる余地があるかを見るんですね。具体的には、何を確認すればいいですか?
たとえば「遅番の翌日に早番が入ると睡眠時間が削られ、勤務中の集中力にも影響が出ています」と具体的に伝えると、単なる希望ではなく、体調面の相談として受け止めてもらいやすい。可能なら、眠れない日数や体調不良が続いている期間をメモしておくとよい。
たしかに、「遅番が嫌です」だけだとわがままに聞こえそうですが、体調や勤務への影響として伝えると相談しやすいですね。
異動をお願いするときも同じじゃ。「どこでもいいので異動したい」と伝えるより、「遅番の翌日に早番が入る働き方で体調に影響が出ているため、営業時間が短い店舗や固定シフトに近い店舗への異動を相談したい」と具体的に伝えた方がよい。
! 異動相談での聞き方の例
営業時間が短い店舗や、遅番が少ない店舗への異動は相談できますか
固定曜日・固定時間に近い働き方を相談できる店舗はありますか
体調面の事情がある場合、まず誰にシフト調整や異動を相談すればよいでしょうか
ただし、異動で改善できるかどうかは、会社や法人の体制、店舗数、欠員状況、人員配置によって変わる。希望を出してもすぐに通るとは限らない。だからこそ、相談しても変わらない、異動の見込みがない、体調不良が続いているという場合は、外の選択肢も見てよいんじゃ。
ちなみに、小さいお子さんがいる方だと、相談の仕方も変わってくるんでしょうか?
変わるのう。就学前の子を育てているなら、体調の相談としてではなく、勤務時間帯の希望として制度に沿って申し出る道がある。会社が何を用意しているかで使える手が変わるから、そちらは別に整理しておいた。
あわせて読みたいドラッグストアのシフトがきついママ薬剤師へ|遅番を動かす手順と見極め方
保育園の預かり時間と早番・遅番が噛み合わない場合の記事です。子の年齢で使える制度の違い、就業規則で確認すべきこと、終業時刻を数字で伝える方法、勤務時間帯が固定できる職場の探し方を解説しています。
勤務時間を整えるなら「業態名」より「シフトの実態」で選ぶ 勤務時間が比較的安定した働き方があること自体は、多くの人が知っているはずじゃ。問題は、それが今の会社や法人の中で実現できるのか、難しければ外の求人で現実的に選べるのか、そして求人票の時点でどう見分けるかじゃ。だから、業態名だけで選ぶのではなく、「実際の勤務時間がどれくらい固定されているか」「早番・遅番の幅がどれくらいあるか」「年収や通勤時間、業務内容とのバランスはどうか」まで見て判断する必要がある。
たしかに、日勤中心の仕事があることは分かっていても、自分が今の会社の中で移れるのか、外に出るなら条件が大きく下がらないのかが不安なんですよね。
そこが大事なところじゃ。たとえば、診療時間が日中中心で、夜診や土曜午後の対応が少ない門前薬局なら、勤務時間も比較的読みやすいことがある。ドラッグストアでも営業時間が短めの店舗なら、遅番の負担が軽くなることがある。病院でも、夜勤・当直が少ない部署では勤務時間が安定しやすい場合がある。
同じ業態でも、店舗や部署によって実際の勤務時間は違うんですね。名前だけで決めつけない方がいいんだ…。
その通りじゃ。異動する場合も同じじゃ。店舗だけ変わっても、営業時間や遅番の頻度が変わらなければ、不規則さは残ることがある。病院でも、部署が変わっても夜勤・当直の頻度が変わらなければ、生活リズムの負担は残りやすい。
たしかに、異動できてもシフトの実態が変わらなければ意味がないですね。
病院に勤めていて、当直の負担と病棟業務のつらさが重なっている場合は、シフトの調整だけでは足りないことがあります。病棟を続けるかどうかから整理したほうが近道です。
あわせて読みたい病院薬剤師が病棟業務をつらいと感じたら|辞めるべきか判断する3つの基準
当直明けに日勤が組める制度上の背景と、1人配置が生まれる診療報酬の仕組みを整理し、辞めるべきかの判断基準を解説します
もう一つ大事なのは、条件のトレードオフじゃ。勤務時間を安定させる代わりに、年収が下がる可能性があるのか。通勤時間が長くならないか。固定時間勤務を選ぶ代わりに、担当できる業務の幅が変わらないか。ここまで見ておくと、異動後や転職後の後悔を減らしやすい。
勤務時間だけ見て決めると、今度は年収や通勤時間で後悔するかもしれないということですね。
うむ。わし自身、病院薬剤師のころは当直明けにそのまま日勤へ入る週があってな。眠りにつく時刻が日によってばらばらで、胃の不調が抜けない時期があった。その後、日勤だけの調剤薬局に移ってからは、当直明けの日勤が無くなり、寝つく時刻がだいたい同じところに落ち着いた。そこから体調も戻っていったんじゃ。ただ、そのときも勤務時間だけでなく、年収や通勤時間、業務内容とのバランスは確認した。生活リズムを整えることは大事じゃが、他の条件を見ないまま決めるのは避けた方がよい。
先生も、場所を変えて立て直したんですね。ただ日勤の仕事に移ればいいという単純な話ではなく、条件全体を見て選ぶ必要があるんですね。
そういうことじゃ。だからこそ、次は求人票や面接でシフトの実態を見抜く方法を確認していこう。
求人票・面接でシフトの不規則さを見抜くチェックポイント 不規則シフトを避けたいなら、「日勤中心」「シフト制」といった言葉だけで判断しないことじゃ。求人票と面接で、実際のシフトの組まれ方まで確認する必要がある。まずは求人票で見るポイントを整理しよう。
求人票って「シフト制」とだけ書いてあることが多くて、実態が分からないんですよね。どこを見ればいいんでしょう?
! 求人票で見るポイント
勤務時間欄に早番・遅番の具体的な時間が書かれているか
遅番の終業時刻と早番の始業時刻から、最短の休息時間を計算できるか
「日勤中心」「シフト制」の中身が具体的に説明されているか
営業時間・開局時間が長く、早番・遅番の幅が大きくなりそうか
固定時間勤務を相談できる記載があるか
ドラッグストアでは深夜勤務、病院では夜勤・当直の有無を確認できるか
たとえば、同じ「シフト制」でも、早番と遅番の差が1〜2時間なのか、朝と夜で大きく違うのかで、生活への影響はまったく変わる。求人票に具体的な時間帯が書かれていない場合は、面接や転職エージェント経由で必ず確認した方がよい。勤務間インターバル制度があるかどうかも求人票にはまず書かれておらんから、これも聞く側に回した方が早いぞ。
「シフト制」のひと言だけじゃなくて、その中身まで確認するんですね。たしかに、それが分かれば入る前に判断できそうです。
うむ。ただ、面接でいきなり「シフトはきついですか?」とは聞きにくい。角が立ちにくい聞き方も知っておくとよい。
! 面接での聞き方の例
早番・遅番はそれぞれ何時から何時まででしょうか
シフトは何パターンあり、月ごとにどの程度変動しますか
遅番の終業から翌日の始業まで、最短で何時間空きますか(遅番の翌日に早番が入る運用はありますか)
固定曜日や固定時間で働いている方はいらっしゃいますか
勤務時間を安定させたい場合、固定時間勤務や遅番少なめの働き方は相談できますか
ドラッグストアの場合、深夜勤務が発生する店舗や配属可能性はありますか
病院の場合、夜勤・当直は月にどの程度ありますか
この聞き方なら、働き方を具体的に確認している感じで、ネガティブに聞こえにくいですね。
そうじゃ。さらに、勤務時間を安定させる代わりに年収や担当業務がどう変わるのかも確認しておくとよい。シフトだけを見て決めるのではなく、自分が譲れない条件と、調整できる条件を分けて考えるんじゃ。
勤務時間、年収、通勤時間、業務内容。全部を完璧にするのは難しいから、優先順位をつける必要があるんですね。
うむ。これらは求人票だけでは分からないことが多い。面接で直接聞きにくければ、転職サイトを通じて確認してもらう方法もある。社内で異動の見込みが薄い場合でも、外の求人でシフトの実態や固定勤務の可否、条件がどう変わるかを確認してもらえれば、入職後のミスマッチを減らしやすくなるぞ。
今の会社内で改善できるか確認しつつ、難しければ外の求人の実態も見ておく、ということですね。
そうじゃ。シフトの実態は、異動してから、入職してから分かると取り返しがつきにくい。1つでも不透明な点があれば、事前に必ず確認しておくことじゃ。
🔍 比較ガイド 薬剤師転職サイトの選び方・使い方
登録から内定まで、自分に合うサイトの選び方を解説
まとめ:生活リズムを整えるなら、シフト調整・異動・転職の順で考える この記事のまとめ
1 不規則シフトで睡眠不足や体調不良が続いているなら、働き方を見直すサインかもしれない 2 睡眠不調が長く続く場合は、働き方の見直しだけでなく医療機関への相談も選択肢に入れる 3 まずは店舗・部署でのシフト調整、難しければ店舗・部署異動、それでも難しければ転職、と段階的に考える 4 不規則シフトを避けたいなら、業態名だけでなく、シフトの実態と条件のバランスを見る 不規則なシフトで生活リズムが崩れるのは、あなたが弱いからではない。長時間営業や夜間対応など、職場の働き方の仕組みから来るものじゃから、自分を責める必要はないんじゃ。
「自分の体力がないだけ」とずっと思っていた方ほど、この話で少し肩の力が抜けそうです。
うむ。大事なのは、業態名だけで判断せず、実際の勤務時間やシフトの組まれ方、年収や通勤時間、業務内容とのバランスまで見て選ぶことじゃ。一人で求人を探すのが大変なら、数問で自分に合う転職サイトを診断してみるところから始めると、無理なく動き出せるぞ。
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