ダトロウェイ点滴静注用100mgで承認事項一部変更 HER2陰性乳がんに用法・用量を追加
薬の概要
- 販売名
- ダトロウェイ点滴静注用100 mg
- 一般名
- ダトポタマブ デルクステカン(遺伝子組換え)
何が変わったのか
ダトロウェイ点滴静注用100 mgは、TROP-2(trophoblast cell surface antigen 2:栄養膜細胞表面抗原2)を標的とする抗体薬物複合体で、これまで化学療法歴のあるホルモン受容体(HR)陽性かつHER2(human epidermal growth factor receptor type 2:ヒト上皮増殖因子受容体2型)陰性の手術不能または再発乳がんに用いられてきました。今回、HR陰性かつHER2陰性の手術不能または再発乳がんが新たに効能・効果に追加されました。 用法・用量も追加されました。成人に対しては、通常、6 mg/kg(体重)を90分かけて3週間間隔で点滴静注します。なお、2回目以降は30分に短縮できます。体重90 kg以上の患者では、1回投与量の上限は540 mgです。
実務上のポイント
処方監査では、まず今回の適応追加がHR陰性・HER2陰性の乳がんである点を確認します。既存のHR陽性・HER2陰性の患者と混同しないように注意が必要です。 用法・用量の確認では、以下を押さえます。 - 初回は6 mg/kgを90分で投与します。 - 2回目以降は30分に短縮できます。 - 投与間隔は3週間ごとです。 - 体重90 kg以上では1回投与量の上限が540 mgです。 安全面では、間質性肺疾患(interstitial lung disease:ILD)や口内炎、骨髄抑制、infusion reaction(点滴時反応)などに注意します。特に呼吸器症状や発熱、口腔内症状、血球減少がある患者では、投与継続の可否や減量・休薬の要否を早めに確認したいです。
まとめ
今回の承認事項一部変更で、HR陰性かつHER2陰性の手術不能または再発乳がんが効能・効果に追加されました。あわせて、6 mg/kgを3週間間隔で投与し、2回目以降は30分に短縮できる用法・用量と、体重90 kg以上での上限540 mgを確認します。
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