承認事項一部変更

エプキンリ皮下注、再発・難治性濾胞性リンパ腫でリツキシマブ+レナリドミド併用投与を追加

記事公開:承認日:

薬の概要

販売名
  • エプキンリ皮下注 4 mg、同皮下注 48 mg
一般名
  • エプコリタマブ(遺伝子組換え)

何が変わったのか

エプコリタマブ(遺伝子組換え)は、CD3とCD20に結合する二重特異性抗体で、これまで再発又は難治性の大細胞型B細胞リンパ腫や再発又は難治性の濾胞性リンパ腫に用いられてきました。今回、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫に対して、リツキシマブ(遺伝子組換え)とレナリドミド併用で使う用法・用量が追加されました。 追加されたのは、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫のうちGrade 1~3Aに対する併用投与です。投与は28日を1サイクルとして行い、1サイクル目は0.16 mg、0.8 mg、3 mg、48 mgへと段階的に増量します。その後は48 mgで継続し、2~3サイクル目は週1回、4サイクル目以降は4週ごとに投与します。最大投与サイクル数は12サイクルです。 一方、同じ再発又は難治性の濾胞性リンパ腫でも、Grade 1~3Aでは単独投与の用法・用量は変わらず、Grade 3Bでは既存の2ステップ漸増のままです。効能・効果自体は変更されていませんが、Grade 1~3Aではこの併用投与が新たに位置付けられました。


実務上のポイント

処方監査では、まず対象が再発又は難治性の濾胞性リンパ腫のGrade 1~3Aかどうかを確認する必要があります。Grade 3Bや大細胞型B細胞リンパ腫では、今回追加された併用レジメンの対象ではありません。 用法・用量の確認では、次の点が重要です。 - 1サイクルは28日です。 - 1サイクル目の漸増は0.16 mg → 0.8 mg → 3 mg → 48 mgです。 - 2~3サイクル目は週1回で48 mgです。 - 4サイクル目以降は4週ごとに48 mgです。 - 最大12サイクルまでです。 安全性では、サイトカイン放出症候群(CRS)、免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)、感染症、骨髄抑制、腫瘍崩壊症候群(TLS)、進行性多巣性白質脳症(PML)に引き続き注意が必要です。特に併用時は好中球減少と発熱性好中球減少症の確認が重要で、休薬・再開の基準も添付文書どおりに追えるようにしておくとよいです。


まとめ

エプキンリ皮下注は、再発又は難治性の濾胞性リンパ腫Grade 1~3Aに対するリツキシマブ+レナリドミド併用投与が追加されました。処方時は、対象病型、4サイクル以降の投与間隔、最大12サイクル、および血球減少やCRSへの対応を確認してください。


詳細は審査報告書をご確認ください。

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